【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.4
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477: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/11/08(火) 22:38:06.85 ID:PGzGnqfO0

美琴「ホログラム……のようなものなのかな」

にちか「浅倉さーん……? これ、どうなってるんですかー?」

透「……」

透「ねえ、記憶ってどこまである? この島に来る前の一番新しい記憶って?」

ルカ「……あ?」


それは、不思議な感覚だった。
脳の隅をほじくり返したと言うべきか、押入れの隅で埃をかぶっていた衣服を引っ張り出した時のようなむず痒さを伴った。
無意識化に押しやっていたことに対する、罪悪感にも近い割り切れない感情。


透「ねえ、記憶ってどこまである? この島に来る前の一番新しい記憶って?」

にちか「え、なにこれ……壊れたレコードか何かですか」

美琴「この言葉に意味があるってことなのかな」

(私は……知っている、こいつの、この言葉を)


何度も繰り返される言葉が、深層の底に落ちていた記憶をゆっくりと引き上げていく。
それは、私の記憶に紐づいた、記憶の証言の記憶。
あの病院で、惨劇が起きる前の、一歩を踏み出すトリガーになった、明確な分岐点の、在りし日の、忘れ難き、記憶。



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