【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.4
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399: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/09/17(土) 23:42:09.46 ID:d9r5Nguj0

二人に連れられて、美琴は空席に座らされる。
さっきの今で美琴の表情はまだ硬い。
困惑して口だけをぱくぱくとさせているのが美琴らしくなくて、私は思わず吹き出した。


恋鐘「美琴、一人でおる時まともにご飯なんか食べとらんやろ〜? 席に着いたからにはもう逃さんよ! お腹いっぱいになるまで食べさせるから覚悟するばい!」

美琴「え、えっと……」

智代子「デザートも付いてますし、とことん付き合ってもらっちゃいますよ! 美琴さんのお口に合いそうなもの、たくさん見つけておきましたから!」

美琴「そんなに食べられない……」

ルカ「……ハッ」


あの頃と全く違うのは、帰る場所の有無。
私と組んでいた時は、美琴にはステージの他に居つくべきところは何もなく、そのためにすべてを捧げていたし、横に立つ私にもそれを強いていた。
あれから何年もの時が経ち、美琴には自分を待ってくれる人ができた。
真横に立つパートナーに限った話じゃない、お節介で喧しい年下連中。
仕事を管理している、うちのよりよっぽど優秀らしいプロデューサー。

そして、そんな連中の集う“家”のような事務所。
たとえ道中で何かを失おうとも、自分の身体を傷つけてしまっても。
最後に縋れる存在ができた、それだけで心持はだいぶん変わるはずだ。



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