モバP「広い家に住んでみたいなぁ……」 高垣楓「分かりました」
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15:名無しNIPPER[saga]
2022/06/14(火) 22:03:11.70 ID:VsV1ZmTX0


壮年の店員さんから案内されたのは、特に分厚いマットレスの並ぶ奥まった一角。
ごろごろしたり、ぽいんぽいんしたり、ぽふぽふしたり。
寝心地を確かめるべく、匠自らいくつものベッドを入念に確かめてゆきます。


 「――これにします」


一時間後、寝転がったままの高垣は上機嫌に一台のマットレスを叩きました。
通常の1.5倍の数のポケットコイルが配置された、有名メーカー製の逸品です。


 「すみません、こちらの購入手続きに移りたいんですが」

 「ありがとうございます。ただ、こちらは現在店頭在庫のみとなっておりまして」

 「そうなんですか」

 「お取り寄せならばサイズも選べますが、いかがされますか?」

 「あ。なら――」


匠が店員さんに告げたのは意外な要望でした。
よろしいのですかと確認する店員さんへ、高垣は気持ちの良い笑顔で頷きます。


匠の笑顔。それが意味するものは果たして――



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