私「魔法を刷り込まれた島」
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4:名無しNIPPER[saga]
2022/06/09(木) 20:22:29.30 ID:5wbSF7NG0

──海岸──

ザザーン

私(島の人口は百人程度。島人の生活はシンプルで、魚や貝を食べて暮らしている)

私(日中、男性は木こりをしに森へ、女性と子供は貝殻を拾うため砂浜に向かう)

私(おかしいことなど何もない営みに思えた。ある一点、”魔法”という慣習を除けば)

母親「こら。サボってないでちゃんと貝を拾いなさい!」

子供「へへーんだ。つまんないんだもん」

母親「聞き分けのない子はこうよ……『炎よ来たれ』!!」

子供「ぐぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!!」

私(母親が呪文らしき言葉を唱えた途端、子供は”まるで炎に焼かれたかのように”苦しんで砂場をのたうち回った)

私(『炎よ去れ』。母親がそう言うと子供は静かになり、そして泣き出した。子供に駆け寄った母親は慈愛の手つきで頭を撫でている)


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