私「魔法を刷り込まれた島」
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23:名無しNIPPER[saga]
2022/06/09(木) 20:37:52.51 ID:5wbSF7NG0

青年「結婚は親族とするのが慣わしだ。秘密を知る人間は少ないほどいいから」

青年「それが嫌でしょうがないってわけじゃないけど……もしお前にその気があるなら、島に残れないかお袋に打診するつもりだった」

青年「だけどその様子じゃあ、俺に微塵の興味もなさそうだ」

ビュオオオッ

私(船が出航する。青年は大きく手を振って叫んだ)

青年「こっそり遊びにこいよ! 北西に洞窟があるだろ。あそこなら誰にも見られず上陸できる!」

青年「塔の裏庭にうまい果物が成る木があるんだ。クリスタルフルーツっていう固有樹で、今度ご馳走してやるよ!」

青年「そして次こそ、お前自身の身の上話を聞かせてくれ。絶対にまた会おうな!」


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