鷺沢文香「ミステリアスアイズの駄洒落が上手い方」
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5: ◆Z9rYxRK0vI[saga]
2022/05/28(土) 23:43:23.74 ID:twZbOJac0
楓「という、わけなんです」
文香「……つまり、いつものように駄洒落を言ったら、奏さんがより高度な駄洒落で対抗してきた、と」
楓「奏ちゃんの放った『佐賀市に有るか無いか、探しに歩かないか』……芸術的です」
文香「全ての音が一致している上に、10文字という長さ。完璧でハイクオリティなものを求める奏さんらしい、端倪すべからざる駄洒落と言えるでしょう」
楓「完敗です。これに比べたら、私が放った『佐賀市のライブはさーがしー』などというものは、月とスッポン、白封筒と刺繍入り封筒、たけのこの里ときのこの山です」
文香「…一部の対比は、楓さんの個人的な嗜好であり、甲乙付け難いような気もしますが…。しかし、私は楓さんの駄洒落も、くすりとできる、非常に愛らしいものだと思いますよ」
楓「いいえ、許せません。『楓さんの駄洒落は拙く可愛い、奏ちゃんの駄洒落はハイクオリティ』という評価、駄洒落アイドルとして忸怩たる思いです。受け入れる事はできません」
文香「こと駄洒落において、この事務所ではあらゆる面で頂点で居たいと?」
楓「はい。駄洒落アイドル高垣楓といえば、私のアイデンティティでもあります。それが今、足元から揺らいでしまっているのです」
楓「どちらがアイドルとしてより輝いているか? という議論はするつもりはありません。でも、自分の得意分野である駄洒落だけは…駄洒落だけは負けたくないんです」
文香(そこまでの強烈な想いを持つコンテンツが、歌でもダンスでも無く、駄洒落で本当に良いのでしょうか…)
楓「考えてみてください。例えば肇ちゃんが毎日のように、本を読み、素晴らしい書評をデレぽに掲載するようになったとします」
文香「はあ…同じ読書好きとして、これ以上無く嬉しいことだと思いますが……」
楓「それがだんだんとエスカレートし、いつの間にか文香ちゃんが『月下氷姫のあんまり本読まない方』と言われたとしたら……?」
文香「……私が…あんまり…本を読まない方……」ホワンホワンホワン
文香「……負けられません……!」プクウウウウウ
楓「でしょう」
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