【安価・コンマ】1年でネオファンガイアを倒せないと死ぬスレ【仮面ライダーキバ】
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16: ◆FJUYrBdMEQiE[saga]
2022/05/06(金) 17:49:56.50 ID:Se5uWQ3L0
 俊彦は、ワンルームのマンションの一室を借りて、そこに住んでいた。
 夜、自室で机に突っ伏して寝ていた俊彦が目を覚ますと、着けっぱなしのイヤホンからは歌が聞こえ、点けっぱなしのパソコンの画面には、動画投稿サイトが映っていた。
 おすすめ動画の一覧に並ぶサムネイルの中に西田の姿を見つけ、俊彦は旭プロでの会話を思い返した。

俊彦(D&Pがその気になれば、キャラメルミュージックが仕事を請ける先を失くすこともあるだろう。なぜ今になって、とも思うが、選民主義の連中のやることとしてはまあ自然だ)

 席を立ち、部屋着からトレーナーの上下に着替え、ウインドブレーカーを羽織る。

俊彦(……だが、業腹だな。予定より早いが、食事で気を紛らわすとするか)

 俊彦は、ドラン族、すなわち魔族である。
 人間という例外を除き、魔族は生者のライフエナジーを糧として生きる。
 ファンガイアに種を滅ぼされ、人間社会に生きる今、俊彦の獲物は、ファンガイアに絞られていた。
 人間かそうでないかを見分ける感覚も、ファンガイアを狩り初めてから身についたものだった。

俊彦(キバのいた頃は、おっかなびっくりで相手と場所を選んでいたが……今は現場さえ抑えられなければ充分だ)

 D&Pが変わってからというもの、人間の失踪件数が爆発的に増えた。
 それは以前からあったファンガイアによる襲撃が増えたものであり、逆に、俊彦の狩りが目立たなくなるという結果ももたらしていた。

 俊彦は家を出て、獲物を求めて狩りのポイントへ向かった。

↓1 俊彦の一人称


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