【シャニマス】摩美々「事務所対抗サッカー大会?」
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73:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 16:43:19.38 ID:+TIzlW0iO
「あっ…」
あと一歩のところで恋鐘はこけてしまう。今日はずっとこんな感じだと、変に冷静に恋鐘は考える。
(でも…)
摩美々が繋いだ、咲耶が落として、霧子が決めようとしたボールが今目の前にある。
(これ決めれんかったら…)
74:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 16:45:26.61 ID:+TIzlW0iO
ゴールと同時に試合終了の笛が鳴り響く。それと同時に愛すべきリーダーの元にアンティーカは集まった。
「来てくれると信じてたよ」
「…恥ずかしいからやめてくれるー?」
「ふふふ、照れた姿も可愛いね」
「だからー…」
75:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 16:46:00.70 ID:+TIzlW0iO
抱き合うアンティーカを尻目に、夏葉は果穂に駆け寄る。
「果穂!!!」
「夏葉さん!!!あたし…あたし…」
「頑張ったわね…ええ、貴女は誰よりも頑張ったわ」
何も教えてもらえない。それを果穂が不満に思っているのはわかっていた。けれど巻き込むことはできなかった。それが樹里の意思だから。きっと自分が同じ立場でもそうする。そんな私たちの我儘にこの子は文句の一つも言わずについてきてくれた。
76:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 16:46:41.83 ID:+TIzlW0iO
「お疲れ様」
「あさひちゃーん!凄かったじゃーん!さすが!!」
「冬優子ちゃん…愛依ちゃん…」
あさひが冬優子と愛依に会ったのはロッカールームから出た後だった。
「あんたにしては頑張ったじゃない」
77:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 16:47:11.02 ID:+TIzlW0iO
「…あさひ?」
「あさひちゃん?」
「え?」
「どしたの?だんまりして珍しくない?」
「…もしかして、何か言われたの?」
78:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 16:50:02.14 ID:+TIzlW0iO
「…何にもないっす」
「それってなんかあった時の言い方っしょ!?」
「あんたね、そういうのは我慢しなくていいの」
「我慢はしてないっすよ」
言われた分は自分でやり返した。ただ一つだけ、今日はそんな気分になったから…
79:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 16:50:45.31 ID:+TIzlW0iO
「…笑わない」
「…うん、うちも笑わない」
その言葉を信じて意を決してあさひは言う。
「その…今日は…手を繋いで帰りたいっす」
「はぁ?」
80:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 16:51:21.05 ID:+TIzlW0iO
「…笑わない」
「…うん、うちも笑わない」
その言葉を信じて意を決してあさひは言う。
「その…今日は…手を繋いで帰りたいっす」
「はぁ?」
81:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 16:52:38.39 ID:+TIzlW0iO
「ほら、帰るわよ」
「はいっす!」
いつかは別々の道を行くのかもしれない。あさひ自身色々なことにチャレンジしてみたい。いつかストレイライトは形を変えてしまうのだろう。
「あっ!こら、あさひ!ぶら下がるのやめなさいよ!」
「まあまあ、冬優子ちゃん、あさひちゃん疲れてるから」
82:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 16:54:05.50 ID:+TIzlW0iO
「甜花ちゃん!今日凄かったよ!」
「うんうん、もうびっくりしちゃった」
「にへへ、甜花、頑張った」
アルストロメリアの三人だけの帰り道。影は二つ。試合で体力も頭脳も使った甜花は疲れ果てて甘奈におぶられているからだ。
「びっくりしちゃった!甜花ちゃんの言う通りにしたら簡単に抜けたから…」
83:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 17:00:18.64 ID:+TIzlW0iO
「うーん、それちょっと違う」
「え?」
「何が違うの?」
「だって、甜花の指示短いから…」
「え?そうかな?」
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