【シャニマス】摩美々「事務所対抗サッカー大会?」
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6:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:42:12.06 ID:+TIzlW0iO
「…わかった、夏葉の言う通りにするよ」
「ええ、大丈夫、樹里の分まで頑張ってくるから、ねえ、果穂?」
「はい!!!絶っ対!樹里ちゃんに優勝カップを持っていきます!!!」
「ははは、楽しみにしてるよ」
そう答えた樹里の目はしかし笑ってはいなかった。


7:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:42:43.65 ID:+TIzlW0iO
「…なあ、摩美々」
「んー?なんですかー?」
みんなが出て行った後、なんとなくロッカールームに残っていた摩美々に樹里が声をかける。何となく、樹里の言動が引っかかり、部屋を出るのが遅くなった摩美々に樹里は秘密を告げる。
「…すまん、やられた」
「…やっぱりねー」


8:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:43:21.17 ID:+TIzlW0iO
樹里の口から出た『やられた』という言葉。そもそもどこぞの愛すべきリーダーならばともかくとして、彼女ほどの運動神経の持ち主が何もない階段で転ぶなんて考えにくい。
「顔は見たのー?」
「いや、見えなかった…でも逃げる時のユニフォームは…決勝で当たるこだまプロだった」
「…でしょうねー」
決勝戦を控えたタイミングでこんなことをしてくるだなんて相手は決まっているようなものだ。


9:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:43:58.89 ID:+TIzlW0iO
しかし、こちらも顔は見ていない。事務所の力を使えば知らぬ存ぜぬを通せるということだろう。
「そもそも、あの事務所前もおんなじようなことしたんじゃなかったけー?」
「あぁ、あくまで噂だけどな…」
以前この大会が運動会だった時もこだまプロはプロデューサーが裏で八百長を図っていたという噂がある。


10:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:45:39.60 ID:+TIzlW0iO
「そういうところは出られないようにしないと意味ないじゃーん」
「まあ、噂は噂だからな…」
決定的な証拠は残さなかったあたり、相当なやり手だったのか、相手がよっぽど優しかったかのどちらかだろう。
「やっぱりアタシ試合に…ってぇ!?」
「無理じゃなーい?」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:46:18.76 ID:+TIzlW0iO
「どうせ、他の子の心配してるんでしょー?」
「…果穂がやられるくらいならアタシがいく」
放クラのこの熱さが摩美々は苦手だった。けれど、この甘さは嫌いじゃない。どことなくアンティーカを思い出すから。
「まーまー、任せてよー」
「お前なぁ…大丈夫なのかよ…?」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:48:24.96 ID:+TIzlW0iO
「ね、ねえ、摩美々ちゃん…?」
「んー?どうしたのー?」
「…大丈夫かな?」
「大丈夫ってー?」
「その…恋鐘ちゃん」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:48:52.60 ID:+TIzlW0iO
「大丈夫ー、恋鐘はうちのリーダーだからー、ね?リーダー?」
「うぐっ!?も、もちろんばい!大船にのったつもりでおりんひゃい!」
「いやいや、めっちゃ緊張してるじゃん!?まみみんもワザとそんなプレッシャーかけるようなこと言わないの!」
「恋鐘、君を信じているよ」
「ひゃい!?」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:49:20.32 ID:+TIzlW0iO
「ねーねー、果穂ちゃん」
「はい!あさひさん!何でしょうか!!」
「ちょっと面白いこと考えたんだけど…」
少し離れたところではあさひが果穂に話しかけている。
「えぇ!?そ、そんなことやったら…」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 11:49:51.70 ID:+TIzlW0iO
「ね!やろうよ!こういう作戦ってヒーローっぽいでしょ?」
「はっ!た、確かに…先週ジャスティスブラックとホワイトが同じようなことを…」
こうして果穂はあさひの悪巧みに巻き込まれる。実は仲の良い二人だが、果穂があさひに流されるのはこれが初めてのことだった。いつもならばこの辺りで冬優子が止めにくるからだ。今回に限って止めに来なかったのは何故なのだろうか。


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