【シャニマス】摩美々「事務所対抗サッカー大会?」
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30:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 12:36:11.01 ID:+TIzlW0iO
「あぅ…ボール…取らないと…」
ボールは中央からやや左寄りに展開されている。ダブルボランチである甜花の守備範囲だ。
「え、えい…」
「邪魔」
「あう!?」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 12:42:53.84 ID:+TIzlW0iO
「う、うぅ…」
「甜花ちゃん!甜花ちゃん!大丈夫?」
「引きこもりはゲームだけしてればいいんだよ」
心配して駆け寄る甘奈を尻目に更に言葉で甜花を貶める。
「ほら、走れ!」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 12:43:34.57 ID:+TIzlW0iO
「よしっ…って…え?」
「なんすか?どうかしたんすか?」
しかし、そこにいたのは果穂ではなく、あさひだった。
「ど、どうしてあんたが…こっちに…」
「そっちこそどうしたんすか?まるで『果穂ちゃんじゃないとマズい』って顔してるっすよ?」
以下略 AAS



33:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 12:48:00.53 ID:+TIzlW0iO
「…やられたわね」
「やられたって…何が?」
「あの西城樹里が階段から落ちるなんて不自然でしょ?誰かに落とされたのよ」
「えぇ!?そんな悪いことする!?」
「まあ、みんながみんなあんたみたいなやつじゃないって話よ」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 13:02:43.59 ID:+TIzlW0iO
「流石冬優子ちゃんっすね!悪役みたいっす!」
「はっ倒すわよあんた!!」
あさひとしては褒めているつもりだが伝わらないのはいつものことだ。
「そんなの許せないっしょ!ここはウチらで…」
「…私たちが出ていってどうなるのよ」
以下略 AAS



35:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 13:03:27.82 ID:+TIzlW0iO
「じゃあどうすんの!?黙ってこのままやられるしかない系?」
「そんなの嫌っす!」
「落ち着きなさいよ」
熱くなる二人を鎮めるように、冬優子は続ける。
「向こうがその気なら、こっちも仕掛けてやればいいのよ」
以下略 AAS



36:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 13:04:52.45 ID:+TIzlW0iO
「何するんすか?スカイラブハリケーンとかするんすか?」
「何言ってんのよ、あんた小柄なんだから空中戦じゃ分が悪すぎるでしょ」
「そういう問題!?」
愛依のツッコミを聞きながら、冬優子は更に続ける。


37:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 13:06:16.84 ID:+TIzlW0iO
「ポジションを入れ替えればいいのよ、小宮果穂の位置にあさひが入ればいいの」
「でもそれじゃああさひちゃんが削られるんじゃ…」
「はあ?そんじょそこらのアイドル風情がこいつに触れられると思う?」
「あー、なるほど…」
「つまりボール持ったまま全部かわせばいいだけっすよね?簡単っす!」
以下略 AAS



38:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 13:07:10.68 ID:+TIzlW0iO
「でも逆側にいる人が果穂ちゃん削ったらどうするんすか?」
「だから、相手はそこにあさひがいると思ってるのよ。そんなポジション最初から捨ててるわよ」
あさひよりもあさひのことを正しく理解している冬優子だからこそ、わかる相手の考え。常にあさひに負けないように立ち向かい続けていたからこそわかる思考だ。


39:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 13:08:53.30 ID:+TIzlW0iO
「いい、あさひ、西城樹里は怪我をさせられた。有栖川夏葉はゴール前から動けない。あんたしかいないのよ」
「…っす」
「あんたが小宮果穂を守るのよ」
だからあさひは負けられない。
ただ一人の後輩を守るため、尊敬する先輩の期待に応えるために、今、天才が立ち上がる。


40:名無しNIPPER
2022/05/05(木) 13:10:45.19 ID:+TIzlW0iO
『でも果穂ちゃんって小学生っしょ?流石に小学生には…』
『そうね、私もこの策が考えすぎだと思いたいわよ』

「けど、冬優子ちゃんの言う通りになっちゃったっすね」
やっぱり冬優子ちゃんはすごい。自分には見えないものが見えている。


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