南夏奈「もしやこれが恋かな」藤岡「これが恋なら、どんなに楽だろうね」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2022/04/24(日) 21:24:27.84 ID:thOHa964O
「ふ、藤岡くん……? ど、どうしたの?」

オレの色んな意味で大きな独り言でクラスがざわめき、南夏奈の友達であるケイコさんが事情を訪ねてきた。ここまでは予定通りだ。

「あーあー! マジ糞してーな〜」
「や、やめなよ。そんなこと言うの……」
「あー! 誰か一緒に糞してくんねーかな〜」

ここでチラリと南に視線を送る。すると。

「ケイコ、ご指名だぞ。一緒にしてこい」
「わ、私っ!?」

違う。そうじゃない。ケイコは呼んでない。

「あーもうヤベー! マジやっべ〜」
「ケイコ。早くしないと藤岡が漏らすぞ」
「せ、急かさないで助けてよぉっ!?」
「やれやれ。仕方ない。おい、藤岡」

限界であることを匂わすと南夏奈が動いた。

「たしかに我慢するのは良くないケド、わざわざどうして衆目を集める必要があるんだ? そんなにケイコと一緒にしたいなら、こっそりしてこい」

だから違う。違うんだってば。オレは南と。

「あー! っべー! もう出る! あー出る!」
「そんなに腹が痛いのか。わかった。私がケイコを説得するから、もう少し堪えろ!」
「私、嫌だからね! 絶対嫌だからぁ!?」
「わがまま言うな、ケイコ! このまま教室で藤岡が漏らしたらどうなると思う? 数日は臭いが取れずにそれを嗅ぎながら授業を受けることになるんだぞ!? いいのか、それで!」
「よくない! よくないけど私は絶対嫌ぁ!」

頑張れケイコさんクラスの皆とオレの為に。


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