魔女「ちょっとこれ届けてきて」魔法使い「んな無茶な」
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2: ◆6Fmh5pZ1wTrf[sage saga]
2022/04/22(金) 22:56:57.61 ID:r5bynuny0
続き

山道

魔法使い(お師匠さまに頼まれたのは触手だった。緑でなんかうねってる。正直、気持ち悪い)

魔法使い(というか、届けてきて、ってことはお師匠さまにこれを頼んだ人がいるってことだよね。うわあ、趣味悪う……)

魔法使い(さっさと届けて解放されよう。これから)

虎「グルルルル」

魔法使い(うわ、虎いるじゃん。やばくない、これ? とりあえず見つからないように……あっ)

小枝「」パキ

虎「グル?」

魔法使い(枝踏んじゃった。ばれた。こっち来る。やばい)

魔法使い(あー、こういうときって何の魔法使えばよかったんだっけ。度忘れした。ていうか杖持ってきてないし)

魔法使い(すごい。いろんなものがゆっくりに見える。これが走馬灯ってやつか……)

魔法使い(さよなら、お師匠さま。私、こう見えて貴方のこと結構尊敬……はしてなかったけど感謝は……あんまりしてないですね。面倒ごとばっかり押し付けられてたし)

魔法使い(でも、お師匠さまと過ごした時間はすごく楽しかったです。これは本当ですよ?)

魔法使い(あーもう、お別れですね。そろそろ虎の大きな牙が私の体に食い込んできて……さよなら私の下半身)

触手「」カパッ

虎「グルル!?」

触手「」パクッ

魔法使い(何か生きてた。見間違いじゃなければ私が運んでた触手が虎を丸のみしてた。一口で)

魔法使い(これほど見間違いであってほしいと思ったことは今までなかったね)

魔法使い(……私これ運ばないといけないの?)

魔法使い「さすがに今回の冗談はきついですよ、お師匠さま」



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