【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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982: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/06/23(木) 20:53:25.77 ID:5L/Kr65C0

コックピットの中は空調も完備されている、熱くなりすぎることも寒くなりすぎることもない。
それなのに寒気を感じるのは、きっと内側からの底冷え。
臓器がきゅっと軋むような鈍い痛みが肉を突き抜け、肌を震えさせている。

……以前までなら、誰かがそんな私に上着を一枚貸してくれたかもしれない。
千雪なら自分の来ているものを脱いででも押し付けてくるだろう。
冬優子は多分震える私を小ばかにしてくる、でもそのおかげで緊張は解けるだろう。


美琴は……気づいてくれるんだろうか。


少なくとも、シーズになる前の美琴は多分気づかない。
あの頃の美琴は、自分のパフォーマンス、自分の立つステージ以外は眼中になかった。
命のかかった場面でも、生き残った先のことしか頭にない。



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