【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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791: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/06/11(土) 23:34:12.87 ID:LUS5eqqE0
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そこから何分が経っただろうか。
辺りに鳴り響いていたブザーが鎮まり、地響きも完全に収まった。
とりあえずは、凌いだということなのだろう。

私の視界にもゆっくりと星明りが差し込んでくる。


「……危ないところだったね」


ゆっくりと視界がその明るさに慣れていく。
目の前に立つ長身のシルエット、その全貌も見えてきた。
グラデーションがかった毛先、赤と黒のブルゾン、あのころと変わらないペンダント……


「美琴……オマエ、どうしてこんなところに」


やっぱり緋田美琴に変わりない。


「ちょうど用事があって立ち寄ったところだったの。でもちょうどよかった、ルカには死んでほしくないから」
(私、には……)


その瞳には、かつてのハイライトはもう灯っちゃいない。


「用事ってなんなんだよ、こんな島に何の用事があるって……」
「分かってるでしょ?」
「……!」


美琴の肩には頑丈なつくりをしていそうなバッグがかかっていた。
最近はやりのフードデリバリーのカバンを小ぶりにした代わりにポケットを増やした感じだ。
そのポケットの所々から、何か柄のようなものが見えているのが、嫌。


「私も口だけじゃいられないから。そろそろちゃんとしないと」
「ざけんな……冬優子の裁判の時の私の言葉、忘れたとは言わせねえぞ……!」
「殺しを誰かが企んでも、残りの6人で止める、だっけ?」
「そうだよ! だから、美琴もいい加減に____」



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