【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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787: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/06/11(土) 23:30:01.58 ID:LUS5eqqE0

「……こ、こいつ動くのかよ……!?」

まだ実践で投入されることはないだろうと高をくくっていた。
反抗的な口は聞きつつも、コロシアイには参加してしまっていた私たちは黒幕にとって脅威でも何でもないはず。
そう思っていた。

でも、とっくにお相手は痺れを切らしていたようだ。
今すぐにでもと言わんばかりの暴力を目の前にして、思わずその場にへたり込む。

一瞬にして全身の血の気が引いた。
と、同時に冷めていく体温の中で少しだけ脳は醒めていた。
ここまでの生活の中で麻痺していた部分が、かえって役に立つ。
恐怖よりも先に立った冷静が、眼球を動かした。

今エグイサルが動いているということは、動かしている人間がいるということ。

そして、それは私たちにとっての敵に他ならないだろう。
狸なのか、はたまた黒幕なのか……なんにせよそれを知っておくことには大きな意味がある。
息を呑んで目を見張った。

……でも、そこに人の影はなかった。
エグイサルの足元、奥、整備のための鉄橋、隅々まで目を凝らしても人の姿はない。


「もしかして……入ってやがんのか?」


となると、残される空間はただ一つ。
エグイサル、そのものの内部だ。
コックピットの中になら、その姿を潜ませることができる。
でも、どうやってその正体を探ればいいというのだろうか。
今ここにいるのだって危険なのに、そもそも近づくなんて自殺行為。



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