【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
↓
1-
覧
板
20
769
:
◆vqFdMa6h2.
[saga]
2022/06/11(土) 23:02:48.92 ID:LUS5eqqE0
あさひ「あれ、全部一つ一つに爆弾が埋め込まれてるっすよ?」
ルカ「……」
あさひ「それに、武器もちゃんと全部に取り付けられてるし……あ、カメラもスピーカーも!」
立ち眩みがした。
この島に逃げ場はない。そんなことは分かり切っていることだと思っていた。
でも、まだまだ認識が甘かった。
私たちに課せられているのは制限付きの区画ではなく、絶対的な監視と拘束に紐づけられた、檻。
視界の端々まで連なる格子が、途端に実態を伴って現れたのだ。
その壮大さと荒唐無稽さの前に、膝を折る以外の反応など示せようもない。
モノクマ「やあやあ! ボクの生まれ故郷にようこそ!」
あさひ「あ、モノクマ! ここで作られてるのって……」
モノクマ「うん、ボクそのものだよね。いまこうやってお話している『ボク』と性能に何ら遜色ないボクが今この瞬間も量産されているんだよ」
あさひ「じゃあ、モノクマはいくら破壊しても意味ないってことっすか?」
モノクマ「なんでそんな物騒な質問をするのかは置いといて、実際その通りだね。ゴキブリ以上の繁殖能力を持つボクを一体一体潰しても無駄だし、そもそも校則違反でオマエラが死んじゃうよ」
ルカ「……こんなに量産して、お前はいったい何を企んでんだよ……!」
モノクマ「企む? うーん、何って言われてもなぁ……しいて言うなら、世界デビューかな?」
ルカ「はぁ?」
モノクマ「これだけの数があれば、世界中にばらまいても足りるでしょ? モノクマの名をワールドワイドにするその足掛かりにでもしようかな!」
(こいつは何を言ってるんだ……)
あさひ「……」
あさひ「ねえ、モノクマ。あっちの部屋は何っすか?」
モノクマ「ん? ああ、あれはバックヤードで、別に何も面白いものはないよ? 掃除用具とか、そういうのの簡易的な物置さ」
あさひ「へぇ……」
モノクマの馬鹿げた数と、馬鹿げた展望とに頭痛を起こしながら私は工場を後にした。
-
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/764.73 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1649764817/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice