【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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689: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/05/22(日) 20:53:20.34 ID:6yJfGnKD0

智代子「きっと、夏葉ちゃんが生きてたら『私と冬優子は真っ向勝負で雌雄を決したの。結果が不服であっても、それに茶々は入れないでほしいわ』って言うと思う」

智代子「……だからこれは、果穂の時……ふゆちゃんが夏葉ちゃんの顔を叩いた分だよ」


園田智代子の中にはやるせない思いが渦巻いていた。
冬優子の言うことには信憑性もある。
有栖川夏葉の死はきっと本人にとっては不本意なことでもない。
その敗北を受け入れるだけの覚悟をして、事切れたと思う。

でも、それとは別に感情は湧くのだ。
かけがえのない存在を失った相手を、本人がそうだったからとすぐに許せるほど甘口の人間でもない。
かといって自分の感情の赴くままの行動をとれば、それは仲間の決意と死とを踏みにじる行為になる。
その思慮の果ての平手打ちだった。
あくまで仇討ちではなく、いつかのやり返し。
そういう体をとって、想いをぶつけた。


冬優子「……優しいのね、あんた」


赤く染まった頬をさすりながら、つぶやいた。


智代子「武士の情けだよ、ふゆちゃん」



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