【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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629: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/05/19(木) 23:16:32.82 ID:kJ67nvvf0

あさひ「……なん、で……」


私と冬優子の最初で最後の大喧嘩はこうして幕を下ろした。
私の手からは何かが塵となって消えていき、冬優子の目の前には首を括るためにあるような綺麗な輪っかが垂れさがる。
この喧嘩の幕引きは、どうあがいても最悪な形でしか終わらない。


冬優子「あんた、もっと早くノックアウトしなさい。なんか不細工な終わり方になっちゃったじゃないのよ」

ルカ「はいはい、検証が足りず悪うござんした」

冬優子「ったく……まあ、ふゆの想定より証拠が隠滅されちゃってたから致し方ないけどね」


だからって、私たちの表情が陰鬱の底に陥るかと言われればそれはノーだ。
今この瞬間、感じているものだって黒々としたものなんて殆どない。
そこにあるのは最後まで向き合い続けることができたという安どと、そして相手が自分を信じ続けてくれたということに対する確かな効力感。
満ち足りたというと語弊があるが、そこに流れる汗は決して脂ぎったものではなかったことは間違いない。




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