【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
1- 20
607: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/05/19(木) 22:53:06.70 ID:kJ67nvvf0

だけど、私は知っている。
そんな形勢など冬優子だって百も承知だ。
もうここまで来れば逃げ場はほとんどないことを知っている。
だからといって冬優子がおめおめ首を差し出すわけがない。

冬優子は何も醜態をさらしているわけではない。
自分の命に縋りついて、みっともなく生き残ろうとしているわけではない。

冬優子は、責任を果たそうとしている。
これまでにこの場で命を散らしてきた三人に対して、自分が手にかけた有栖川夏葉に対して、そして何より……自分の仲間たちに対して。
自分の生を諦めるようでは彼女たちに申し訳が立たない。

最後まで戦い抜くという責任。
彼女はそのために刃先の折れた刀を何度だって構えなおす。
何度だって私にその鋩を向ける。

冬優子は私ならその責任のための闘いに応えてくれると知っているから。
共に三峰結華を説得し、共に小宮果穂が殺めた二人に報いてきた戦友なら、その意図まで汲み取ってくれると信じてくれた。
そうじゃないと、私にわざわざ犯人として指名などさせはしない。


……分かってんだよ、黛冬優子。
だって、私もお前と……【同族】だからな。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/764.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice