【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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226: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/05/01(日) 17:28:41.97 ID:/h8laeKX0
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【ジャパニーズティーカップを渡した……】

夏葉「あら、随分風情ある贈り物ね。凛世が好みそうな装丁が施されてあるわ」

ルカ「ただの湯飲みってわけじゃないらしい。これを使うとただの水でも甘く感じるんだと」

夏葉「それはすごいわね……! ぜひ試してみたいわ!」

夏葉「惜しむらくは、今の私の味覚はあくまで再現品だということ。生身のうちに試してみたかったわ」

夏葉「でも、とても嬉しいわルカ。ありがとう」


【PERFECT COMMUNICATION】

【親愛度がいつもより多めに上昇します!】

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ルカ「……ああ、くそ」


元から健康体でない身体に食事抜きと言うのは思っていた以上に大きな影響を与えているようで、思わずよろけてしまった。
らしくもねえ、弱弱しい素振り。
そのままメカ女の手を取ってしまったのが余計に癪。


夏葉「ルカ……あなた、本当に大丈夫なの? 無理はせずちゃんと休んでちょうだい」

ルカ「別に無理なんかしてねー、それに何かしてねえと逆に空腹を意識しちまって頭が狂うんだよ」

夏葉「……そうよね、気持ちは分かるわ。でも……」

ルカ「南国の陽気が余計にきついんだろうな、日差しが体力を持っていきやがる」

夏葉「もう……すぐそこの小陰で少し休みましょう。備蓄していた水ならあるから……」


メカ女に促されるまま、木の下で座り込む。
私をエスコートするその間も、ずっとエンジンの駆動音が聞こえていたのがなんとも妙な感覚だ。


夏葉「……ごめんなさいね、私も体が変わってしまってから体調管理に少しだけ鈍感になってしまっているのかもしれないわ」

ルカ「自己意識の変化ってとこか」

夏葉「お恥ずかしい限りよ」

ルカ「いや、そういうもんだろ……もうオマエは管理の要らない完全体なんだから」


休息も栄養も、電気ですべて事足りる。
生物の高燃費で小回りの利かない生活よりは、よっぽどスマートだと言えるだろう。
でも、それを改めて口にすると……こいつは切なそうな顔をする。


夏葉「……完全、ね」

夏葉「私は、もともとカンペキな人間……トップを目指してここまで歩んできたわ。何をするにしても、やるからには頂点が信条だったの」

夏葉「でも……私はその景色を見る前に、道を違えてしまった。私の意志ではないにせよ、もう戻れないところまで来てしまった」


それは、おそらく体のことを指しているのだろう。
あれほどまでに自信に満ちた佇まいはすっかり錆びついて、しおらしくなっていた。
伏し目がちに、排気をしているその様子は、年季の入った旧車にすら重なって見える。


(……自信、か)

夏葉「誰かを守るため、この体になったことに後悔はないわ。でも……」

夏葉「生活が変わることに少しだけ寂しさを感じるのは、ダメなことなのかしら」

夏葉「こんな体では、もう元々の生活には戻れないでしょうから」


1.前例がないだけだろ?
2.オマエの周りの連中が、受け入れてくれないと思うか?

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