【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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215: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/05/01(日) 16:55:19.03 ID:/h8laeKX0
2 選択

ルカ「……あの時の涙は何だったんだよ」

あさひ「……!!」

ルカ「小宮果穂と死別するときの、オマエのあの感情はどこに行ったんだ……メカ女が現れるなりそれに執心しやがって」

ルカ「ガキは時々残酷だっつーけどよ……オマエの振る舞いは、それにとどまらない」

ルカ「……小宮果穂の気持ち、本当に分かってやってんのか……?」

あさひ「……」

あさひ「……わたしだって、ずっとずっとつらいっす」

あさひ「起きる度に、体がなんだか重たいし、胸のあたりがずっとズキズキしてるっす」

あさひ「気を抜くと、愛依ちゃん、果穂ちゃん……みんなの顔が思い浮かぶし」

あさひ「夏葉さんの、あの優しくて、筋肉質な腕の感触が……蘇るっすよ」

あさひ「でも、だからって……それに縋ってちゃダメだって……冬優子ちゃんが戦えって、そう言うから……」

あさひ「……わたしは、負けられないっすよ」

あさひ「ストレイライトの芹沢あさひでい続ける限り、愛依ちゃんとも、プロデューサーさんとも約束したっすから」

あさひ「だから、凹んでいるよりも……もっと、次に続く何かがしたいっす。わたしに何ができるのか、わたしに何がわかるのか、ずっとずっと、考えたいっす」

あさひ「それに、果穂ちゃんが言ってたっす」

あさひ「わたしたちは大きくなれる、変わっていけるって」

あさひ「……なら、わたしがやるのは泣くことじゃないと思うっす」


こいつの振る舞い、わたしはその中で揺れ動いている感情が見えちゃいなかった。
こいつだって、年頃の子供でこの島に起きている出来事にかき乱されない道理なんてない。
脳を揺さぶられるような情報と感情の奔流に、こいつは必死に抗っていた。
自分自身の好奇心と言う逃げ道を用意して、それに縋ることで、やっとここまで歩いていた。

……残酷な仕打ちを受けているなと思う。


ルカ「……悪い」

あさひ「いいっすよ、別に。気にしてないっす」


こいつという人間に近づけば近づくほど、知れば知るほど……どんどん狸のイメージから遠ざかっていく。
この島で暗躍している影、その輪郭はどんどんぼやけていく一方だった。


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【芹沢あさひの親愛度が上昇しました!】

【芹沢あさひの親愛度レベル…8.0】

【希望のカケラを入手しました!】

【現在の希望のカケラの数…33個】



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