【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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213: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/05/01(日) 16:44:28.18 ID:/h8laeKX0
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【神の砂の嵐の角を渡した……】

あさひ「な、なんっすかコレ……!?」

ルカ「何の動物かもわからねえガラクタだ。いらねえしやるよ」

あさひ「すごい……ロマンっすよ、これ!」

あさひ「なんの動物の角なんっすかね……!? ユニコーン、それともケルピー!?」

あさひ「これ、風が読めるような気もするっす……これ持って外行ってくるっすよ!」

ルカ「あ、おい……ちょっと待て!」

ルカ「ちょっ……足、はや……!?」

【PERFECT COMMUNICATION】

【いつもより親愛度が多めに上昇します】

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ひとまずの監視を行うかと近くの席に着座。
空腹を紛らす目的もあり、適当な文庫本を手に取ったのだが……視界の端でこいつはちょこまかと。

さっきまでご執心だった可食植物の本はどこへやら、机の上には人体の解剖図のようななんとも目に優しくない色合いのページが広がっていた。


ルカ「……おい、何やってんだ」

あさひ「え? ああ、これは研究っす。ほら、夏葉ちゃんの身体……変わっちゃったじゃないっすか?」

ルカ「……! お、おう……」

あさひ「だから、この人体と見比べてみようかなと思って。筋構造とか骨格とか、どう変わったのかなって気になったっす!」

ルカ「……」


私はもう齢20を過ぎる身だ。
かつてあった童心も随分と色あせてしまったし、興味関心なんてものも鳴りを潜めて久しい。

でも、そうだとしても……年頃の少女と言うのはここまで自分の好奇心に振り回されるものだろうか。
仲間の肉体が変わり果ててしまったという悲痛を差し置いて、その身体構造に目を向けて爛々と目を輝かせる。

それは果たして、健全な興味なのだろうか。


あさひ「あのロケットパンチとか、自分の意志で制御してたから脳神経と繋がってるっすかね?」

あさひ「神経回路の電気信号で動いてるんだとしたら、すごい技術……義手とかの技術の応用っすかね」

ルカ「なあ、おい」

あさひ「……? どうしたっすか?」

ルカ「オマエ、そもそもで引っ掛からねえのか? 仲間がロボットになった、なんて言われちまって」

あさひ「……」


私の問いかけを耳にした瞬間。

空気が突然に変わった。
眼からはハイライトが消えて、空調の音だけが空間に響く。


あさひ「それ、どういう意味っすか?」

あさひ「わたしが……夏葉さんの身体に、果穂ちゃんの死に何も感じてないって言いたいっすか?」

ルカ「……!」


1.オマエは自分の感情から逃避しようとしてるだけじゃねえのか
2.あの時の涙はなんだったんだよ

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