【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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133: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/04/17(日) 00:06:50.77 ID:7vcYdGG+0
2 選択

本当に、自分のことが嫌いだ。
こんな時に気の利いたこと一つ言えないし、右手を相手のために伸ばしてやることもできない。
つまらないプライド、くだらない言い訳ばかりが目に付く自分が嫌い。

それでも、なんとか励まそうとした。

私の口から出てくるのは、本心とは無関係な……月並みな言葉だ。


ルカ「和泉愛依が、お前のことを恨んでると思うか?」

ルカ「たとえコロシアイにあいつが二回巻き込まれてたからって……お前が救えなかったからって……お前を恨むような人間だって思うのかよ」

冬優子「……」

でも、相手が弱っているときは、月並みで足ることがある。
使い古されたような何気ないエピソードが、急に琴線に触れることがある。


冬優子「……よくわかったわ」

ルカ「……!」

冬優子「あんたが、こういう状況向いてないってことが」


そして、そういうのは私たちのような人間にはそうそうないことも知っている。
私たちのようなひねくれものは、弱っている時だからこそ綺麗な言葉を斜めから見つめ直したりする。
周りが熱狂しているときこそ醒めたりするような、そういうめんどくさい人間なのだ。


冬優子「別に責任に感じなくていい。ただ愚痴が言える相手が欲しかっただけだから。その分では十分役目は果たしてくれたわよ、ルカ」

ルカ「悪い……ホント、こういうの下手だから」

冬優子「そりゃね、上手だったら緋田美琴とあんなことにもなんないでしょ」

ルカ「……」

冬優子「他人よりもまずは自分の事。……ま、お互い様なんでしょうけど」


観覧車が一周するまでの間、私たちは言葉も交わさずに外の景色をただずっと眺めていた。

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【親愛度が上昇しました!】

【黛冬優子の親愛度レベル…8.5】

【希望のカケラを手に入れました!】

【現在の希望のカケラの数…26個】


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