【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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131: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/04/16(土) 23:53:27.54 ID:iZvNZh3u0
【アンティークドールを渡した……】

冬優子「えっ、嘘。普通に滅茶苦茶かわいいじゃない、どうしたのあんた。何か悪いもんでも食べた?」

ルカ「ひどい言われようだな……要らねえなら返せよ」

冬優子「バカ、褒めてやってんのよ。あんたもそういう女の子らしいこと少しは出来たのね」

ルカ「そういうの今の時代叩かれるぞ、ご自慢のセルフプロデュースはどうしたんだよ」

冬優子「おっと、確かに失言ね。訂正するわ、ルカもそういう心配りできたのね」

ルカ「……余計悪化してないか?」

冬優子「〜〜〜♪」

(ま、喜んでるならいいか……)

【PERFECT COMMUNICATION】

【いつもより多めに親愛度が上昇します!】

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ルカ「お、おい……!」

何を言うかも決めずに呼び止めた。
とはいえ、別に冬優子は立ち去ろうともしておらず。要は私が突然に声を上げた形になったのだ。
冬優子は私の並みならぬ様子にしばらくキョトンとしていた。

それでも多分あいつのことだ。
私の中の葛藤と、私が冬優子に何を見たのかすぐに悟ってしまったのだろう。
先手を取ったのは、冬優子。

冬優子「ルカ、付き合いなさい」

ルカ「……え?」

冬優子「そんなアホ面しない、あんたが今いるここはどこ? 付き合ってもらうわよ」

ルカ「お、おい……ちょっと待てって……!」

冬優子は私の手をグイグイと引いてゴンドラへと乗り込んだ。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

冬優子「ま、二人きりで話すなら個室はちょうどいいわね」


観覧車なんて乗るのはいつ振りか。
家族で乗った記憶すら朧気、久々の高所に少しだけ胸がざわつく。


冬優子「……話、付き合ってくれんでしょ」

ルカ「……おう」


ただ、冬優子の胸の内は私のそんなざわつきとはまた別に揺れていた。
私がさざ波なら冬優子は大時化。
彼女があまり口にしない、弱みのようなものが密室の中で吐き出される。


冬優子「……前回のコロシアイってやつ、血の気が引いたわ。283の人間があれだけ死んでたこと、それを手引きしたのが自分とこの社長だってこと」

冬優子「……ホント、頭が痛いわよ」

ルカ「……冬優子」

冬優子「……でも、もっと最悪なのがそのコロシアイに、愛依も参加してたってこと……ふゆはあいつを守ってやれずに命の危険に二度もさらして……」

冬優子「そして今回のコロシアイで、いよいよその命を落としてしまった……」

ルカ「……」

このシェルターは優秀すぎる。
外と中との空間を完全に断絶するせいで、中の空気もまるで外に流れて行かない。
この重苦しく手足を動かすのも躊躇われるような空気も、変わらない。

中の私が、何かしない限りは変わらないのだ。


1.今からでも守れるものを守るしかないだろ
2.和泉愛依がお前のことを恨んでると思うか?

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