安価でSSを書かせて頂きます
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57:名無しNIPPER[saga]
2022/04/13(水) 11:45:09.96 ID:JSzS0ytI0
宣告者が何事かを言おうと口を開いた瞬間、喨喨たるノックの音が高く木魂する。
「なんです」
宣告者は心なし不機嫌な声色でドアを開けた。
「どうも」
そう言って部屋に入って来たのはイリナメラ庵のメイガス、イリナメラであった。加湿器のように色気が吹き立つ美女であった。豊満で肌理細やかな肢体を、ドレープのついたナイトドレスで装っている。
「うおおおおエロ書きたいいいいい」
「はっ!!?!??!?!?!??!?!っ!?!?!?!っ!!?!??!??!」
「すみません。霊感体質すぎて時たま邪神の夢を受信してしまうのです」
「そうですか」
「よもや初対面で炸裂するとは……ドン引かないでください……」

閑話休題であった。

「宣告者様よりは己の加護を最大限発揮できるようにアストラル投射を見てやってくれと仰せつかっております」
「おおよそそのようにして構わない」
「では蘭子さん」

イリナメラは颯爽に立ち上がり、「こちらへ」と手を差し出した。色気が噴出した蘭子は女性で、異性愛者であるのにドギマギさせられた。
「あ、わかわかりました」
導かれ、蘭子は部屋の外へ出るのだが……
「あれ? 宣告者さんは同行しないんですね」
「そういう訳だ」
宣告者は平素通りベッドの上で寛いでいる。悉皆リラックスした調子である。

かくしてドアは閉ざされ、蘭子とイリナメラの二人きりとなった。


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