200:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 12:42:06.64 ID:XVB8s0iW0
6 魔女の苦心
こと武力に関する技術開発においては、
この時期アンブラの魔女こそ頂点としても過言ではなかった。
特に時空干渉と召喚術の分野においては魔神たちをも凌ぐほど、
開発を担う頭脳集団は卓越していた。
また魔界の協力者に不足することも無かった。
魔帝に対する危機感が増すにつれて、
反魔帝の者共も魔女側へ集うこととなったからである。
魔帝自身の「反乱の種は放置する」という趣向も影響したことで、
魔女に協力する悪魔は増えつづけ、
中には名だたる強大な悪魔も加わっていた。
特に大きな存在だったのは、
マダム・ケプリやマダム・ステュクス、
コロンゾンといった魔界でも有数の女傑たちである。
侵犯者には届かぬものの、それに次ぐ格と実力を有していたほか、
何よりも魔女たちとの相性が抜群というのが重要だった。
これら恐るべき女傑悪魔らは魔女と結び、
魔の英知や絶大な力を提供することとなった。
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