摂津のきり丸「む。なんか胸が膨らんできたような……」土井半助(え?)
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/15(火) 23:08:56.70 ID:MFJcRzK5O
「土井先生とぼくが結婚?」
「ああ。必ず幸せにしてやる!」

固く手を握って誓うと、きり丸は頬を染め。

「マ、マジになんないでくださいよ……」
「きり丸……?」
「胸が膨らんだ云々は冗談っすから」

(な、なんだ。冗談だったのか。きり丸め)

してやられたと思いつつ、ちょっぴり残念。

「あれれ〜? 土井先生落ち込んでます?」
「そ、そんなわけあるか!」

揶揄われて怒鳴り散らすときり丸は微笑み。

「ま、今のところはただの居候ってことで」
「へ?」
「おかえりなさい、土井先生。まずはご飯にします? それともお風呂にしますか?」
「ま、待て。今のはどういう意味……」

問い質そうとするも、きり丸が鼻を摘んで。

「なんか臭いますんで、まずは風呂っすね」
「フハッ!」

忍びたる者、仰天しても糞漏らすべからず。

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「さ、脱いだ脱いだ。急いで帰ってきてくれたから、洗濯はサービスしとくっすよ」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

きり丸は将来良い嫁になると先生は思った。

「ついでにお背中をお流ししましょうか?」

夢は、でかくなけりゃ、つまらないだろう。

「……お駄賃はやらんぞ」
「ええっ!? ドケチ!!」

などと冗談めかして嗤うきり丸はそこらのくノ一などよりもよほど妖艶で蠱惑的で魅力的であり、財布の紐が緩みかけるのであった。


【土井フハッん助のお嫁さんの段】


FIN


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