5: ◆ivbWs9E0to[saga]
2022/03/06(日) 20:14:52.53 ID:NHAPh+ft0
うわっ、なんだよビックリした。と昴さんは驚いてみせました。
私は必死に昴さんに説明しました。因果律の乱れ、超時空生物の侵攻、JKローリングがロバード・ガルブレイズ名で執筆した『私立探偵コーモラン・ストライク』シリーズ……。
しかし、いずれも昴さんの心には響かないようでした。しきりに首を傾げています。
しまった。東野圭吾あたりから始めるべきだったでしょうか。
違いました。そんな場合ではありません。
「とにかく、こんな超常的な現象が起きている以上、私たちだけで対処するのは危険です! 援軍を呼ぶべきです!」
「お、おぉ……?」
「今日はChrono Lexicaのメンバーでレッスンでしたから、皆さんまだ遠くまでは行っていないはずです。私は杏奈ちゃんに連絡しますから、昴さんは瑞希さんとロコちゃんに!」
「えー……?」
「早く!」
緩慢な動きを見せる昴さん。
そんな昴さんを先導するように、私は素早くスマホを操作して杏奈ちゃんに電話をかけます。
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