3: ◆ivbWs9E0to[saga]
2022/03/06(日) 20:13:35.99 ID:NHAPh+ft0
「今日は百合子に女房役やってもらおうと思ったんだけどなー」
と、昴さんに言われて断れる生物は存在するでしょうか。いえ、存在しないでしょう。
反語です。国語の授業で習いました。
すみません、話が逸れてしまいましたね。
とにかく私は昴さんと野球……本人曰くキャッチボールは野球ではないらしいのですが、とにかく球投げに興じていました。
昴さんが投げる球って、なんだかギュワッて感じで怖いんです。
しかも絶対に私に向かって飛んでくるんですよ。そんなの避けるに決まってるじゃないですか。
私のことを文学少女と侮りましたね。何回も逃げていれば嫌でも上手く避けれるようになってくるというものです。もしかして私、野球が上手くなってきたのではないでしょうか。
このようにして私の命を奪わんと昴さんから放たれた白球は、その勢いを遮られることなく、一直線にエントランスの壁へと向かっていったのでした。
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