長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書)
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76:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2022/07/11(月) 01:46:59.82 ID:4fmS3s7z0

 ×     ×

「な、なんなのよ、こいつ」

夏美が震えながら呟く。
高音チーム、ステイルチームはそれぞれに逃走。
ステイルが工業レベルの高温火炎で、メアリエが消火栓の水を暴走させ、
マリーベイトが土の筒を絡めてメカを文字通り足止めしながら逃走するのを、
上条当麻も追走して姿を消した。

長瀬楓も別の機動メカに追われて姿を消し、残ったのは火力最低少女四人組。
夏美と千雨、アリサにシスターが手を繋いで公園に残っているのだが、
その理由はひとえに動けないから。
黒い機動メカが一台、夏美達の周囲をうろうろして離れようとしない。

「センサーだ」

千雨が言った。

「このアーティファクトは存在感を消すだけ…」

「アーティファクト?」

シスターの呟きが聞こえるが、千雨は少し失敗を自覚しつつ言葉を続ける。

「多分、センサーで機械的にここに人間の反応がある事を察知してる。
だけど、パイロットの脳が私達を認知出来ないんでうろうろしてるって状態に見える」

「そしたらどうするのよ?」

「あのメカのコンピューターに七部衆が干渉してる、じゃなかったらとっくにやられてる。
それでも、こっちに直撃が来ない様にごまかす時間稼ぎが限度だ。
私が直接干渉したら攻撃判定で村上のアーティファクトが剥がれて
メカを乗っ取る前にこっちの居場所が割れるし
その前に割り込むには防壁が硬過ぎる、流石は科学の学園都市だ」

言ってる先から、機動メカに上からすごいあつりょくが叩き付けられ、
メカが煙を上げる。


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