長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書)
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61:ちさめンデュ ◆XM0GKUROmo[saga]
2022/02/09(水) 00:10:57.26 ID:thXl/Elz0

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「日陰で黙々と人助けをしていると思うから見逃してやっているものを、
表裏の管理もろくに出来ないでは、少し考え直す必要があるのかな」

「魔法協会が十字教の許認可団体だとでも思っているのなら、
まずその幻想をブチ…」

次の瞬間、高音とらちもない言い争いを続けていたステイルは血の凍る心地を味わった。
気付いた時には俊敏に動いた長瀬楓が自分の側を通り過ぎており、
ステイルがそちらを見た時には、楓は力強く二刀流の苦無を奮っていた。

「何だっ?」

ステイルは、その苦無が、宙を飛んでこちらに殺到していた
ワイヤー付きの円錐を弾き飛ばしていた事に気付く。
その楓が巨大な丸鋸を思わせる巨大手裏剣を斜め上の空に向けて放つ横で、
ステイルがその出所、アーチの上に向けて炎剣を飛ばす。
確かに手応えはあった。この業火にも揺るがない何かがそこにある。
面倒な事に、その「何か」は物理的に炎の障壁になりつつ、
それ以上の姿がこちらからは見えない。

「来るでござる」

「くそっ!!」

楓の呟きに、千雨と夏美がアリサの元へと走る。
複数の何かが姿を現す。
よく見えないが、その駆動音から相手はメカと千雨は見当を付ける。
周囲に、フリスビーをずんぐりさせた様な何かが降り注ぐ。
そのフリスビーに、先程の円錐が殺到した。

「交わせっ!!」

「メイ、ナツメグっ!!」

「「はいっ!!」」

ステイルと高音の叫びが交錯し、呼びかけられ二人も動く。
池のある丘一帯が、オレンジ色の爆発に包まれた。


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