長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書)
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48:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2022/02/05(土) 22:08:14.39 ID:X0nxwUci0
(作者コメント)ごめんミス。
以下の投下最初と重複する前レスの最後の部分は削除って事でよろしく
では続き。
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 ×     ×

「来ます!」

愛衣が叫びと共に右足を引いた。

「紫炎の捕らえ手っ!」

背の高い赤毛の男がマントを膨らませて突っ込んで来る。
赤毛マントの手からごうっと炎の剣が立ち上り、
愛衣の放った捕縛魔法がその炎剣に押し潰された。

愛衣が速攻の無詠唱で幾つもの火炎弾を放つ。
その火炎弾が迎え撃つ火炎波に呑み込まれる。
愛衣は、顔の前で箒を立てて、たっぷり余勢を残した火炎波に対抗して防壁を張る。

素人じゃない。
上条当麻は、その言葉をそっくりそのまま返してやりたい所だった。
赤毛マントのステイル=マグヌスの事は知らない間柄ではない。
従って、今ステイルが振るっている炎剣の事も知っている。

上条の目の前で押され気味の愛衣だが、それでも、
火力そのもので触れたら命に関わる炎剣を箒でさばいて善戦するなど、
技術だけではなく素人に出来る事ではない。
愛衣が、独楽が上手く弾き飛ばされる様にステイルから離れて着地した。

「おいステイル、こいつは一体どういう事なんだよっ!?」

上条当麻が叫ぶ。
ステイルのやや気怠げな視線が、当麻を一瞥しその背後に向かう。

「麻帆良が探りを入れているとは聞いていたが…」

「どういう事ですか?」

相手の呟きはよく聞こえなかったが、とにかく愛衣はぐっと前を見て問いを発する。


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