長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書)
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46:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2022/02/05(土) 21:58:19.03 ID:X0nxwUci0

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「ウンディーネ…」

「ラプ・チャプ・ラ・チャップ・ラグプウル…」

類似系統の魔術、単純な力比べだった。

((出来る…))

互いに池の水を支配し相手を打ち倒さんとする魔術が
ギリギリと押し合いへし合い今にも弾けそうにせめぎ合う。
その意味で、タイミングとは言え水柱を維持したまま挑んだメアリエは少し後悔する。
日本人にして想像以上に出来る相手だ、本来余力を使っていられる状況ではないのだが、
今更足場を緩めたら当然真っ逆さまだ。

かと言って、池の畔からメアリエと一進一退の攻防を展開している夏目萌通称ナツメグとて
コメカミから背中からじっとりと汗を掻いて、決して楽観できるとは思っていない。
相手は相当な実力者、互いに一番よく知る分野だからこそそれがよく分かる。

しまいに、二人の間に当たる池の縁近くで爆発音と共に水柱が上がり、
メアリエは崩壊した水柱に呑まれて沈まない深さの池に浸かり、
ナツメグもその場に尻餅をつく。

顔を上げたメアリエは、ナツメグの背後から現れた増援を見て歯がみをする。
現れたのは、ナツメグよりも二つ三つ年上であろうか、
すらりとした背の高いスタイルにロングの金髪、日本人が言う所のハーフ美少女にぴったりな姿形。

最悪なのはゴシックの黒衣に影法師を何体も従えていると言う事だ。
黒い外套に白い仮面の影法師、一見すると仮装行列だが、
影法師と言うのは例えでもなんでもなく、


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