【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 16巡目
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520: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2022/03/01(火) 03:48:32.89 ID:o6ShOKXb0
ノブタツ「なんだぁ? 坊主、お前本当に何にも知らずに連れてかれたのか? あいつも説明してやりゃあ良いのによぉ」

頭をぽりぽりと書きながら呆れたようにぼやくノブタツさん。すると「ん」とだけ言って壁に指をさした。

……戦力募集、と書かれた小さな張り紙がされていた。

ノブタツ「海国の色んな所にこれと同じもんが貼ってあっただろ? 要するにだ、お前には海賊に対する戦力として海国の力になって欲しいんだよ」

坊主は中々の戦力になってくれるはずだ、と。カナメの言っていたしよ、優秀ならどんな奴でも受け入れる体制だぜうちは。

……そう言ってくれるのは嬉しいけど、ぼ、僕が戦力に……? そんな張り紙されてたかなぁ……いやされていたん、だろうけど。全然知らなかった。

ノブタツ「んで、どうする? 別に坊主が嫌なら嫌と言って貰って構わないが――まぁ」

そう言ったらどうなるか、儂はちょっと分かんねぇけどなぁ……と、手の甲で刀の持ち手の先をくいくいっと動かした。

ワイズ「ひぇ」

――拒否権ない奴じゃん! やだー!

ノブタツ「大体は戦力になりたいと言って儂のところに来る奴らが殆どだしなぁ、坊主みたいに誰かに推薦されてくる奴なんて居ねぇし――ま、カナメに目を付けられたのが事故だと思って諦めるんだな」

あっはっはっはっは! と手を叩いて笑うノブタツさん。わ、笑い事じゃない……! う、恨むぞカナメさん……!

いや、まあ、でも――何をすれば良いのか分からなかった僕には、むしろこれは良い事なのかもしれない。海国の戦力として頑張っていけば何時か神の身体だって……手に入るような気がする。

ノブタツ「……なんでさっきから黙ってるんだよ。ほら、もっとこうあんだろ? 訊きたいこととかよ、いきなり戦力として数えられてんだから」

ワイズ「そ、そうですね……あ! そ、その! ぜ、全面的にそのお話は……飲まさせていただこうと思います! 宜しくお願いします!」

ノブタツ「ん、そうか! ならこれからは宜しくなぁ坊主! あーっはっはっはっは!」

……と、言うわけで。こんな感じで海国の戦力として頑張ることになりました! ユウナとかドロシーさんには何て言おうか! 全部勝手に決めちゃったよ!


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