【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 16巡目
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304: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2022/02/13(日) 01:28:07.14 ID:kjD4Tc8A0
幕間 フレスィとドロシー
ドロシー「ふぅ……」
買い過ぎましたね……両手いっぱいの魔導書を抱えながらわたくしはそう呟く。
砂国の時もそうでしたけど、新しい国に着いた時はまず本屋に行ってその国特有の魔導書を探す……海国では忍びの魔法が豊富で素晴らしい!
忍者が扱う魔法を海国では忍術という……確か魔法学校のクスノキさんが言ってましたね。
ドロシー「わたくしも分身の術とか火遁の術とか……ふふっ」
そう考えると思わず声が漏れてしまう、わたくしも忍者の仲間入り! なーんて――。
フレスィ「……ふふっ」
ドロシー「えっ?」
――両手に抱えた本を落とさないようゆっくりと振り返ると、そこには……わたくしのように両手に本を抱えてにやけている女性がいた。
フレスィ「……え?」
……長い金色の髪に、綺麗な蒼い瞳。思い出した、この人は――。
ドロシー「……フレスィさん?」
フレスィ「えっ!?」
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