【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 16巡目
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164: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2022/02/08(火) 03:38:18.35 ID:A8YzFa4M0
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ペアリス「――ありがとー! さいっこーだったよー!!!!」
ワイズ「うおぉおおおおおおお!!!!」
わぁあああああああ――――っと、歓声が上がる。まるでライブ会場にいるかと錯覚してしまうほどの錯覚、審査員の人たちも椅子から立ち上がり大きな拍手をしている。
興奮の勢いでサイリウムをぶんぶんと振り回す。これでもかと振って盛り上げる。
ユウナ「むぅ……なーんでペアリスだけアンコールが許されるのさー! ぼくだってこれくらい盛り上がったような気がするけどなー!」
そう、これはアンコールである。最初にペアリスが歌ってクライマックスまで盛り上がってから、ユウナ、パトナと代わっていき……そこで二回目のペアリスの番がやって来たのだ。のど自慢でそんな贔屓をしたら駄目だろ! と、思わなくもないが、ペアリスの緊急ライブみたいなものだし! オッケーかな!
パトナ「ねえねえ! わたしの歌どうだったパパ! ねえねえ!」
ワイズ「ふぅ……えっ?」
……パトナの歌声、そりゃあ勿論しっかりと聴いた。何というか……高めの声で可愛らしくて、それでいて聞き取りやすい歌声ではあったんだけど……?
ワイズ「…………普通?」
パトナ「!?!?!?!?!?」
えっ!?!?!?!? みたいな反応をされてしまった……いや、まあ、ちょい上手?
パトナ「う、う、嘘でしょ!? 嘘だと言ってよパパ! わ、わたしパパとママに滅茶苦茶……その、歌上手だねって褒められたんだけど!? 抜群の歌唱力だって!」
ドロシー「……親バカで何でもかんでも褒められたとかじゃないの?」
パトナ「!?」
ドロシーさんに向かって親バカ!?!?!? みたいな反応をしている。未来の僕め……。
ユウナ「ねーえー! ワーイーズー!」
ワイズ「ユウナの歌も勿論! すっごいすっごい良かったよ! アンコールが羨ましいなら……じゃあ、ユウナのアンコールは僕と二人っきりの時にして欲しいな! 沢山歌聴きたいな!」
ユウナ「ほんとっ!?!?」
パトナ「えーっ!?」
……ビックリマークとはてなマークが沢山だな。なんか。
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