【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.2
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◆vqFdMa6h2.
[saga]
2022/03/22(火) 22:26:51.74 ID:ELRlNcof0
月岡恋鐘に、ここ何日かの記憶はほとんどない。
三峰結華が一度塞ぎ込んでからまともに会話をすることもなく病気に倒れ、目が覚めた時には全てが終わってしまっていた。
だからせめて、最後にその失われた時間の補填を求めようとした。
小宮果穂と三峰結華、二人の過ごした時間の一端だけでも知りたいと思った。
果穂「結華さんは……ずっと、あたしには笑顔を見せてくれました。おはようを言う時も、ご飯を食べる時も、おやすみなさいをする時も……ずっとずっと、笑顔でした……!」
恋鐘「……そいが聞けてよかったばい」
恋鐘「果穂、結華はきっと恨んどらんばい。果穂も必死やったけんね、でも……天国で、ちゃんと自分の口で『ごめんなさい』は伝えなきゃいかんよ」
果穂「……はい! もちろんです!」
三峰結華という人間はよく知っている。
他人のことを慮って、その場のために動くことのできる人間だ。
きっと小宮果穂に笑顔を見せ続けていたなら、そういうことなのだろう。
彼女自身が、小宮果穂に見せるべきものはそれだと結論づけた。不安や恐怖を自分が取り除かねばならないと自らに義務を課したのだ。
それなら、彼女の死後もその義務は引き継がらなければならないはずだ。
たとえ許すことはできなくとも、救済はまた別に設けてやりたいと思った。
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