【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.2
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◆vqFdMa6h2.
[saga]
2022/03/06(日) 23:24:56.78 ID:6WraeaE50
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ルカ「……昨日よ、お前と話してから浅倉透と話してみたよ」
雛菜「……透先輩と?」
(……!!)
絶望病にかかっているというのに、私の口からその名前が出た瞬間に空気が俄かに変わる。
とはいえ、これまでの敵意や殺意に塗れたそれには完全には満たない。
やはり本調子ではない、ということなのだろう。
ルカ「お前が言っていた、あいつが何かを“なくしている”っての。本人に少しだけ訊いてみた」
雛菜「それで、透先輩はなんて言ってました〜……?」
ルカ「……その場では解答はもらえなかった。でも、この病院にいる限り、逃げ場はないって」
雛菜「それって、近いうちに話すってことですよね〜……?」
ルカ「……だと、思っていいはずだ」
雛菜「……そっか、透先輩が……」
雛菜「雛菜も、それ……何を指してるかまでは知らないんですよね〜……そっか、幼馴染の雛菜も知らないのに、そうなんだ〜……」
(うっ……)
身に纏わりつくような、嫌に粘着質な気配。
べたべたとして心地の悪い感触、この感情のことを私は良く知っている。
嫉妬と恨み……そのブレンドだ。
普段のこいつなら、こんな感情は向けてこないだろうにと思う。
この感触も、絶望病由来の物なんだ。
ルカ「……確かに、お前よりも先にわたしが聞くこともあるかもしれない」
致し方ないものと割り切って、私はそれを拒絶はしなかった。
相手が病人だからということもあるが、これは千雪の命令を遂行するためでもある。
私はこいつらの感情に向き合う義務と責任とがある。
そこから逃げ出すようじゃ、まだまだだ。
ルカ「だから、話聞けたら、お前にも共有する」
ルカ「お前も、この島で暮らす……一応、一員なんだからな」
雛菜「……あは〜」
私の返答に、能天気女は幾分かの納得はした様子で、布団の中に頭を引っ込めた。
危ないところだった。この手を間違えていれば、こいつとの間の溝はまた別のかたちで広がってしまうこともあっただろう。
……立ち振る舞いは慎重に。
人づきあいと言うのはなかなか面倒なものだ。
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【親愛度が上昇しました!】
【市川雛菜の親愛度レベル…3.5】
【希望のカケラを入手しました!】
【現在の希望のカケラの数…28個】
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