【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.2
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◆vqFdMa6h2.
[saga]
2022/03/05(土) 22:53:39.26 ID:/22W6gE+0
【ひまわりの種を渡した……】
雛菜「え……」
雛菜「そっか……今の雛菜は人間以下……家畜と一緒だもんね〜……」
雛菜「これくらいの食事でちょうどいいってことなんだ〜……」
雛菜「あは〜……こんな雛菜のために、わざわざ用意してくれてありがとうございます……」
雛菜「嬉しくてうれしくて、ガッツいてのどに詰まらせて死んじゃったらごめんなさい〜……」
ルカ「ま、待て待て! 他にもちゃんと病院食は用意してるから! 早まんじゃねえ!」
(な、なんだこいつ……)
(……これは、渡すのに成功……は、してねえか)
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身体に噴出している汗をタオルで拭うのも、能天気女はされるがまま。
口では嫌だの死んじゃうだの何かとうるさく申し立ててはいるが、体に力がこもっていないのだからお構いなし。
そのままちゃっちゃと看病を終えて、体をベッドの上に横たえた。
雛菜「あは〜……雛菜、もうダメなのかな〜」
ルカ「まだ発症して数時間と経たねえだろうが、黙って寝てろ」
雛菜「……」
ルカ「……」
ルカ「……なあ。こんな弱ってる状態の時に訊くべきなのかはわからねえが……お前は、実際どう思ってるんだ」
雛菜「……って言うと〜?」
私の問いかけの所在を求めて、虚ろな目を私に寝台の上から向ける能天気女。
その回答はずばり、前回の学級裁判。その終わりに、ゲームの内容について仔細を知っているかどうかをたずねられ、なおも口を閉ざした浅倉透への感情だ。
あのときのこいつの瞳は、決して信頼だけではなかった。
七草にちかの糾弾に反発こそすれ、こいつ自身も信頼を寄せるべき相手に、ずっと解答をはぐらかされづけている。
大好きな幼馴染に向けるべき感情はどうなのか。それをこいつ自身はどう考えているのか、それを知りたかった。
ルカ「浅倉透、あいつは信用できるのか?」
雛菜「……」
雛菜「ワラジムシって知ってる〜?」
ルカ「……あ?」
雛菜「ダンゴムシみたいな見た目なんだけどね〜……自分の力じゃ丸くなることもできない、自分の身体を守ることもできない、弱っちい虫の事なんだけど〜……」
雛菜「今の雛菜は、そのワラジムシよりもずっと弱い……虫よりもへなちょこなんだけど……」
雛菜「それでも、透先輩はずっと雛菜のそばにいてくれるし、守ってくれてる……だから、透先輩のことは……信じたい……」
雛菜「もしかしたら雛菜は透先輩からすればたくさんいる中の一人かもしれないけどね〜……」
(……こいつ)
病気のせいでネガティブな接頭語、接尾語がついてはいたものの、その真意は分かりやすい。
……「信じたいと思っている」
今現在も浅倉透への信頼を失ったわけではない。ただ、その感情には少しずつ揺らぎが生じている。
私の見立て通りの反応だった。
(……今なら、もっと探りを入れられるかもな)
1.お前から見て浅倉透に怪しいところはないか?
2.本当にお前は浅倉透を信じているのか?
3.自由安価
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