【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.2
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415: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/03/03(木) 23:45:46.69 ID:cC0CFlEJ0

確かに言われてみれば口元は変に吊り上がっているし、肩も妙に強張って力が入っている様子だ。
ずっと強い口調で話す女だが、心臓は人並みらしい。

こいつが感じている緊張というのも私には理解できた。
今からこいつがやろうとしているのは、自分の殻に閉じこもってしまったやつを無理やり引き摺り出すための交渉。
そいつが自分でも無自覚のうちに仕舞い込んでしまった感情をほじくり返すために私たちはここにいる。
ずっと本音を隠してきた二人が、他の人間の本音を聞き出そうと言うのだ。
そりゃ緊張もするし不安にもなる。

だから、私は黛冬優子を責め立てはしなかった。
ボタンの前で指を止めてしまうのも、ため息を何度も繰り返しては顔を上げて数秒後にまた下げるのも、その逡巡には理解ができたから。


ルカ「……」






ピンポーン

冬優子「えっ、ちょっ、あんた?!」


まあ、それとは別にインターホンは押すが。



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