【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.2
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301: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/01/27(木) 22:19:08.12 ID:m2HupEjL0

美琴「……灯織ちゃんが、生きていれば訊ねることもできたんだけど」

ルカ「……そういえば、あいつの名前もゲーム中に出てきてたな」

美琴「うん、おそらくはA子、主人公があの子だったんだと思う」


≪灯織「以前、私も……誰も信用できないような【疑心暗鬼の状態】に陥ったことがありました。その時、私は大切なものをいくつも失って……そんな悲しみを、ここでも背負う訳にはいかないんです」≫


美琴「ルカはその時いなかったんだけど、灯織ちゃんはかつての体験を仄めかして語る時があったんだ。私たちはその意味を理解していなかったけど……もしかして、このことだったのかも」

ルカ「じゃああいつは……コロシアイに生き抜いて、またここでコロシアイに巻き込まれたってのか……?」


風野灯織、あいつも謎の多い人間だった。
というよりも、元々持っていた印象と少し違っていた。確か私がここに来る前の限りでは、あそこまでハキハキと先導に立つような人間ではなかったはずだ。
別に臆病者だと揶揄するつもりはないが、どちらかといえば一歩引いた補佐的な役回りをするような女だったように思う。
それが、人を信じぬくことを訴えかけるような情熱に満ちた姿勢を見せ、さらには全員を一人で守り抜こうとして……命を落とした。
あいつは、私たちの失っている記憶とやらの中で、何を見て、何を味わってきたのだろうか。



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