【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.2
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283: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/01/27(木) 22:00:01.33 ID:m2HupEjL0

モノクマ「あーあ、田中さんが自分の好奇心に振り回されるんじゃなくて、少しでも桑山さんの想いに触れることができていたらこんな悲しい結末にはならなかっただろうにね」

摩美々「……そん、な」


千雪の覚悟は想像以上だった。彼女は一人でこの凄惨な真実を受け止め、そのうえで遺された人間全員を守ろうとしていたのだ。
私と肩を並べて花火をしていたあの瞬間も、ずっと心の中ではその苦しみが渦巻いていたことだろう。
そんな苦しみから彼女は解放されることもなく、すべては終わってしまった。

田中摩美々は愕然とその場に膝をついた。
真実を知ったこと以上に、千雪の心中を知ったことで、押し寄せてくるものがあったのだろう。
罪悪感というよりも、それは後悔に近かった。
自分自身の衝動を抑え込むことができなかった、その理性の敗北に打ちひしがれている。



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