サイト「好きだ」ルイズ「私も、あんたが……サイトが好き」
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16:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/19(水) 01:00:22.92 ID:kOeXCcBjO
「ルイズ、ルイズ!」
「やっ……舌は挿れちゃだめぇっ!」
「なんで舌を挿れたらダメなんだ?」
「だって、出ちゃうもん」
「何が出るって? ん? 言ってみ?」

よせばいいのに完全に沸いたサイトは沸いた発言をして、同じく沸いているルイズも美少女として貴族として、あるまじき単語を口にしてしまう。鈴を転がすような美しい声で。

「……うんち」
「お?」
「うんち出ちゃうかららめぇえええっ!?」
「フハッ!」
「おっ! ようやくお目覚めか、相棒っ!!」

待たせたな、出るフリンガー。いざ、参る。

「わ、嗤わないでよ! バカ犬ぅうううっ!」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

双月まで届けと言わんばかりに、高らかな哄笑は学園中に響き渡り、愉しそうなサイトさんの愉悦を聴きながらシエスタはやっぱりミス・ヴァリエールには敵わないなと思った。

「もう一度聞かせて。あんたは私のなに?」
「なんでもいい。ただ俺は君を幸せにする」

サイトと出会って、ルイズは幸せになれた。

「ゼロの私に幸せをくれて……ありがとう」
「いいよ。俺は、そのために来たんだから」
「それはあんたが、ガンダールヴだから?」
「違うよ。俺は平賀才人。ただの異世界人」

使い魔だろうが、犬だろうが。どんな風に扱われても良かった。伝説だろうが。英雄だろうが。どうでも良かった。ゼロのルイズを幸せにするために、俺はこの地にやってきた。


【ゼロの使い魔 - 幸せの使者】


FIN


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