FF零式「開戦運命の三時間」
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6:名無しNIPPER[saga]
2022/01/18(火) 22:41:04.97 ID:pAViFCvW0

タン、タン、タン、タン。

チョコボのチチリの駆ける音が、規則正しく耳に聞こえてくる。
上下に揺れる視界は、戦渦でボロボロになった街並みを映し出す。

今、この瞬間にもどこかからする爆発音が聞こえてくる。行く手にも、いくつもの黒い煙が、亡者の手のように伸びている。

体中が痛い。

視界の揺れは、チチリの背にいる振動なのか、それとも自分がどうにかしてしまっているのか。
わけがわからない状況に陥りながらも、彼は必死に手綱を握りしめる。

タン、タン、タン、タン。


視界が揺れる。戦渦でボロボロになった街並み。
ずっと同じ光景を見ている気がする。一歩も進めていない気がする。

「うっ……あ……目が……」

彼は、滑り落ちるようにしてチチリから落馬した。
チチリの背から投げ出された彼は、何度も地面を転がる。
限界だった体が、増々に痛んだ。


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