キョン「分かち合うって、何を?」佐々木「世界の喪失の、哀しみを」
1- 20
6:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/16(日) 21:53:57.02 ID:xk4lsT1lO
「それにしても……キミの作品のこのオチ」
「ああ。酷いもんだろ?」
「なんで主人公とヒロインが脱糞するのさ。裏腹でハラハラしてもお腹は下さないよ?」
「フハッ!」

なんでだろうな。生まれや育ちの影響かな。

「キミはきっと、この作品に対する賞賛を原作者に捧げたいのだろうね。この二次創作を読んだあとに原作を読むといかにオリジナルが素晴らしいかがわかる。やれやれ、だね」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

わざわざ分析するまでもない。オリジナルあってこその二次創作。賞賛されるべきは原作者であることは明白だ。だから、俺は嗤う。

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「止まりかけた世界が回って、なによりだ」

たとえ惰性と呼ばれようとも、世界は回る。
原動力は俺の薄汚い愉悦と、呆れつつもそばに居てくつくつ喉の奥を鳴らす親友の笑み。

「どんな未来が僕らを試しても、親友だよ」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

ときめきが、遠い世界に届くことを願って。

「ふぅ……佐々木。次はお前が書いてみろ」
「仕方ないな。キミが嗤えるお話を書くよ」

受験そっち除けで俺たちは二次創作に耽る。


【キョンと佐々木の喪失】


FIN


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
7Res/7.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice