【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 15巡目
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695: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2021/12/31(金) 23:14:26.43 ID:tR2fpqQo0
幕間 ドロシーとペアリス
ペアリス「あ! ドロシー! 何やってるのこんなところで?」
ドロシー「あら、ペアリスさん……」
砂国の本屋で購入した本を読んでいるとペアリスさんに声をかけられる。本をパタンと閉じてペアリスさんの方を向くと眩しいくらいニッコニコの笑顔で彼女はわたくしの顔を覗き込んでいた。
ドロシー「見ての通り本を読んでいたんですよ。風魔法の本なんですけど……」
ペアリス「ふぅん、風魔法……私は音魔法しか勉強してこなかったからなんか難しそうだね風って! こう、竜巻を起こしたり!?」
ドロシー「そんな大層なものは無理ですけど!?」
いやまあ発展させていけば竜巻も可能でしょうけど……全く。
……やっぱりこの人ユウナに似てますね。雰囲気が。
ドロシー「わたくし音魔法はさっぱりなんですよね、もし宜しければ教えてくれませんか? 貴女の音魔法――」
ペアリス「えっ!? 興味あるの音魔法に!?」
ドロシー「えぇ!?」
いきなり、いきなり顔をグイっと近づけないでください!? び、ビックリするじゃないですか……。
ペアリス「そっかそっかー、うんうん! 私は嬉しいな興味を持ってくれて! ドロシー綺麗な顔してるし、身長も高めだし……うんうん! ファンも増えるね!
ドロシー「……ファン?」
ペアリス「じゃあ明日甲板で即興のライブやるから私のアイドルたっぷり味わってねドロシー! 張り切っちゃうから!!!」
ドロシー「えっ、えっ……えっ?」
ら、ライブ? アイドル? ど、どうしてそういうことに……?
ペアリス「ドロシーならきっと立派なアイドルになれるよ!」
ドロシー「へっ!?」
アイドル!?!?!? わ、わたくしが!?
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