53: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2021/12/20(月) 13:38:54.71 ID:86/EQe0g0
結局私は、彼女を泣かせてしまっている。
当たり前のことだけど、朋花は私の意図なんかお見通しだった。
そう。私の、朋花にしゃべらせたくないという気持ちをわかっていてくれ、感謝の涙を流しているのだ。
「……うん」
私も朋花を抱きしめた。
腕の中の朋花は、ボロニアのような香りがした。
101Res/65.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20