20: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2021/12/20(月) 13:09:49.61 ID:86/EQe0g0
ニコニコとして……いや、ここまでほとんどいつも彼女はニコニコとしているのだが、そう言う彼女に私は昨日両親から聞いた情報をぶつけてみる。
「あ、そうそう、花っていえば朋花の家って華道の家元をやってるの?」
ビシッ。
音に聞こえるように、その場の空気が変わった。
相変わらず朋花は笑顔のままだ。だが、その場の空気が、重く冷たく凍るように変質している。
「誰から〜」
「えっ!?」
「誰から聞いたんですか〜」
空気を変えたのは朋花だった。
微笑んでいるのに目が昨日の100倍は鋭い。
私はうろたえながら答える。
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