【コンマ】ウマ娘とトレーナーがラーメンを食べに行くだけのスレ
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653: ◆/4adlfiarI[saga]
2022/05/28(土) 21:54:51.13 ID:u/Usl88AO

商店街に入った時、どこかで見たツインテールの少女が八百屋のおばちゃんと歓談していた。


……ゲゲッ、マズい!


「トレーナーさん、この道はやめときましょうよ」

「え、何でだ?」

「何でもかんでもですよ!ほらっ、行きまし」

「あれ?そこにいるのはひょっとして!?」

あー、もう……気付かれた。何で私っていつもこうなんだろう……思わず天を仰ぐ。

「ん、ナイスネイチャか?」

「あー、やっぱり。セイちゃんおいっすー。風祭トレーナーもご一緒で、どうしたんですか」

「ああ。ちょっと所用でね。君こそ奇遇だな」

「あー、ここアタシの地元なんですよー。おばちゃん、この人がトレセン学園のトレーナーさん。アタシの担当じゃないけど」

八百屋のおばちゃんと風祭さんが話し始めた。ネイチャは落胆している私に気付いたのか、申し訳無さそうに耳打ちする。

(ごめん、邪魔するつもりはなかったんだけどさ)

(あー……いいよ。何かこんなことになる気はしてた)

(デートでしょ?三田村さんから話は聞いてる)

私は目を丸くした。そうか、彼女は三田村トレーナーの担当なのだった。ここに私たちが来る可能性も聞いていたんだろう。

「そうなの?」

「しっ、声が大きい。どこのお店に行くかも大体聞いてる。あそこでしょ?」

彼女の視線の少し先には、数名の行列ができていた。どうやらあそこが目的地らしい。

「あー、うん。でもあんまり空気がよくなくてさ。ちょっと自信ないんだ……」

「まあそこはこのネイチャさんに任せなさい!ご飯食べた後にもう一度ここに来てもらえば、ばっちしデートルートを紹介してあげる」

「本当に!?」

「どうかしたのか、スカイ」

風祭さんが振り向いた。私は慌てて「な、何でもないです」と返す。

「じゃ、そういうことで。あそこマジで美味しいから、きっと気に入ると思うよー」

「ん?ナイスネイチャは誘わなくていいのか?」

「あー、アタシはもうご飯食べちゃったんで。また後でー」

そう言うと何事もなかったかのように、ネイチャはおばちゃんとの会話に戻っていった。
デートコース……最初は新宿でお買い物とか考えてたけど、高円寺で何かあるのかな。

※行列には……
01〜85 誰もいない
86〜95 誰かいる(再判定)
96〜00 ん?あんたは……


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