【コンマ】ウマ娘とトレーナーがラーメンを食べに行くだけのスレ
1- 20
519: ◆/4adlfiarI[saga]
2022/04/16(土) 17:39:10.74 ID:2e26EyNmO


「ここにいたか」

サトノダイヤモンドと会議室を出た、その時だ。まるで待ち構えていたかのように、そのスキンヘッドの眼鏡の男がいた。

「……芹沢さん!?」

「大方シンボリルドルフから俺についてのブリーフィングを受けてたってとこだな。生徒会長室かここかと思ってたが」

「何もかもお見通し、ってわけですか」

「一応言うが、俺に他意はない。実力のない連中がのさばるのはゴメンというだけだ。今も昔も。
10年前も実力がない奴がでかい顔をしようとしていたから動いただけだ。ハメられたのは俺の未熟さからだが」

芹沢さんの目がサトノダイヤモンドに向いた。彼女はビクッと震え、私の後ろに隠れる。

「サトノダイヤモンドか。話は聞いてる。里見家御令嬢にして、新入生屈指の実力らしいな。……なぜシリウスに入った」

「……あなたには関係がないことです」

「確かに沖野は優秀だ。が、俺に勝つには足りない」

フッ、と見下したような笑みが浮かび、すぐ消えた。

「私なら、とでも言いたげですね」

「事故がなければカレンチャンは香港スプリントを圧勝していたはずだ。うちのゴールデンシックスティーともいい勝負ができただろう。
お前はまだ俺には及ばないが、近付いてはきている」

「買い被りすぎですよ」

「まあいずれは分かる。せっかくだから、これから飯を食いに行くか?俺の奢りだ」

「……ラーメン、ですか」

ニヤリと芹沢さんが笑った。

「話が早いな」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
718Res/329.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice